アメリカ新大統領、選挙戦時代のスローガンを取り下げる
アメリカのトランプ新大統領が、大統領選で常に繰り返していた一部のスローガンを変えました。
トランプ大統領は27日金曜、イギリスのメイ首相との共同記者会見で、アメリカとイギリスの関係は特別だとして、「イギリスとの関係強化を求めている」と語りました。
メイ首相は、トランプ大統領就任後、初めてアメリカを訪問した外国の政府高官です。
トランプ大統領はまた、対ロシア制裁の解除に関する質疑に答える中で、これに関する発言は時期尚早であり、イギリスも、ロシアに対する制裁をミンスク合意の期限まで続けることを支持しているとして、「アメリカはロシアや中国など、すべての国との関係改善を求めているが、このことは必然的にそうなるということを意味しない」と語りました。
さらに、これ以前に、ロシアのプーチン大統領との良好な関係は資産だとして、我々はロシアとの問題を解決できるとしました。
メイ首相もこの共同記者会見で、「トランプ大統領は100%NATO・北大西洋条約機構を支持している」と語りました。
トランプ大統領は常に軍事組織を批判する中で、アメリカ当局はNATO・北大西洋条約機構に多くの資金を使っており、これまでにこの費用に見合った成果をまったく手にしていないとしています。
また、NATOは効果的なテロ対策をとることができない、なぜならこの組織は現在、古くなっているからだとしました。
イギリスのメイ首相は、現在アメリカとイギリスはテロ組織ISISに対抗する上での指導的役割を担っていると主張し、両国はテロ組織に対抗する上での努力を拡大することで合意しているとしました。
公式報道によりますと、アメリカと、イギリスなどのアメリカの西側同盟国は、一部のペルシャ湾岸のアラブ諸国とともに、ISISなどのテロ組織の創設者、資金援助者とみなされています。