アメリカ政府、「シリア大統領の退陣は、もはやアメリカの優先政策ではない」
3月 31, 2017 19:31 Asia/Tokyo
アメリカ政府が、シリア問題に対して明らかに立場を変更し、今後はシリアのアサド大統領の退陣を追求しないと発表しました。
ファールス通信によりますと、アメリカのヘイリー国連大使は、30日木曜、テロリストが6年かかってもシリアの体制を変更できなかった後、「アメリカのシリアでの優先政策は、もはやアサド大統領の退陣ではない」と語りました。
ヘイリー大使は、「アメリカの優先的な政策は、シリア国民の利益になるような真の改革をもたらすことだ」と主張しました。
アメリカのティラーソン国務長官も、30日、トルコ外務大臣との共同記者会見で、「アサド大統領の将来を決めるのはシリア国民だ」と語りました。
シリア危機は、アメリカ、サウジアラビア、トルコなどの支援を受けたテログループが、アサド政権の転覆を狙って大規模な攻撃を始めた2011年以来、続いています。
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