アメリカの刑務所で、黒人収監者に対する人種差別が拡大
7月 24, 2017 22:34 Asia/Tokyo
最新の調査から、アメリカの刑務所で黒人の収監者に対する差別が拡大していることが明らかになりました。
アメリカの週刊誌ニューズウィークによりますと、アメリカ・ワシントンにあるシンクタンク、アーバンインスティテュートの調査の結果、アメリカでは実刑判決となる黒人の数が激増していることが判明しています。
この調査からはまた、アメリカでは2000年から2014年までの期間における黒人の平均的な収監期間が、およそ5年増加しているとされています。
さらに、刑期の長い受刑者の最も多くを占めているのは黒人男性だということです。
この調査ではまた、アメリカの35の州では刑期が長くなる受刑者の大半を黒人が占めているとされています。
こうした中、アメリカ北東部ペンシルベニア州では、受刑者の49%が、さらに刑期が非常に長い受刑者の60%を黒人が占めています。
また、フロリダ州でも、受刑者の48%、さらに長期間の懲役刑に服している人の55%が黒人おなっています。
近年、アメリカでは黒人に対する警察の暴力や差別に関する複数の報告が発表されています。
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