2012年ぶりにフィリピンでジカ熱の感染例を確認
3月 07, 2016 19:31 Asia/Tokyo
フィリピン保健省の関係者が、2012年ぶりにジカ熱の感染例が確認されたと伝えました。
イルナー通信によりますと、フィリピンで2012年ぶりに確認されたジカ熱の患者はアメリカ人女性で、フィリピンを訪れた後、アメリカに帰国していました。
フィリピン保健省はこのアメリカ人女性が1月に4週間フィリピンを訪問し、帰国した後、ジカ熱の感染に気づいたにとしました。
このことは、フィリピン政府の報告によれば、ジカ熱ウイルスを媒介する蚊がフィリピンに存在しているということを示しています。
2012年に確認されたフィリピンでの初のジカ熱患者は、セブに住む15歳の少年でした。
ジカ熱は蚊を媒介して感染する病気で、患者にとっては致死的な病気ではありませんが、妊娠している女性がジカ熱に感染することで、小頭症の乳児が生まれてくることがあります。
世界保健機関は、今年300万人から400万人がラテンアメリカだけで、ジカ熱に感染すると予想しています。
これまで30カ国で、ジカ熱の患者が確認されています。
現在、ブラジルが主な感染国となっており、世界保健機関は最近、この病気の感染に関して警告を発しました。
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