国連イラン代表部、「イランは国際法の悪用を許さない」
8月 25, 2017 17:10 Asia/Tokyo
国連のイラン代表部が、24日木曜夜、声明の中で、「アメリカ国連大使の最近のオーストリア・ウィーン訪問と、IAEA国際原子力機関の天野事務局長との会談は、イランの核活動をめぐってIAEAなどの国際機関に圧力をかける目的で行われた」としました。
IAEAのアメリカ代表部は、23日水曜に行われたアメリカのヘイリー国連大使と天野事務局長の会談の後、声明の中で、イランが核施設への視察を許可しないとする、これまでのアメリカ政府の主張を繰り返し、「イランによる核合意の曖昧な点の悪用を阻止する重要性」について語りました。
国連イラン代表部の声明では、一方的なアプローチによって、国際機関と協力することも、圧力や脅迫によって誤った決定を下すのを強制することもできないと強調し、「このような方法は、アメリカの国際社会における孤立をますます深めるだけだ」と述べました。
また、「イランは、浅はかな政治目的のために国際法規が悪用されるのを許さない」としました。
イランと6カ国の核合意は、2016年1月から実施されていますが、アメリカ政府はこの合意の一員でありながら、常に、それに違反しています。
アメリカのトランプ大統領は、核合意の他の国とは異なる立場を取り、この合意を最悪の合意と呼び、その破棄を求めていますが、EUのモゲリーニ外務・安全保障政策上級代表は最近、核合意は国際社会のものだとし、これは二国間の合意ではなく、変更することはできないと語りました。
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