イギリス紙、「ミャンマー軍がイスラム教徒を虐殺」
9月 03, 2017 21:01 Asia/Tokyo
イギリスの新聞デイリーテレグラフが、「目撃証言から、ミャンマー軍はロヒンギャ族のイスラム教徒を虐殺している」としました。
デイリーテレグラフのサイトによりますと、「ミャンマーでのロヒンギャ族のイスラム教徒の焼殺や子供の斬首に関する目撃証言から、これらの人々の悲劇の拡大に対する懸念が増している」としました。
また、ノーベル平和賞を受賞した、ミャンマーのアウンサンスーチー国家顧問兼外相は、イスラム教徒の少数派に対する人権侵害を防げなかったとして、国際的な非難を浴びています。
国連は2日土曜、ロヒンギャ族のイスラム教徒6万人は、この8日間で、ミャンマー軍の暴力により、住む家を捨て、バングラデシュに避難することを余儀なくされていると発表しました。
先月25日からこれまで、ミャンマー西部ラカイン州では、軍のイスラム教徒に対する弾圧的な攻撃が新たに大規模なものとなり、これにより400人が死亡しています。
ラカイン州では、2012年から、政府軍と過激派仏教徒がイスラム教徒を攻撃しています。
ロヒンギャ族のイスラム教徒100万人は、ミャンマーの市民権を与えられていません。