国連安保理、北朝鮮の新たな核実験に関する緊急会合
国連安全保障理事会が、まもなく、北朝鮮の新たな核実験に関する緊急会合を開催します。
北朝鮮は、3日日曜、水素爆弾の実験を行ったことを明らかにしました。
イルナー通信によりますと)安保理の緊急会合は、アメリカ、フランス、日本、イギリス、韓国の要請により、ニューヨーク時間4日月曜に開催されます。
アメリカのトランプ大統領は、アメリカが北朝鮮を攻撃する可能性についての質問に対し、「そのうち分かる」と答えました。
これについて、アメリカのマティス国防長官は、「アメリカ政府は、北朝鮮に対して多くの軍事的な選択肢を有している」と語りました。
中国外務省も、北朝鮮の水爆実験を非難しました。
中国外務省は、4日月曜、声明の中で、「北朝鮮による最近の実験は、中国の安全と利益を危険に晒すものだ。北朝鮮は、このような実験によって地域の安全を脅かすべきではない」としました。
中国は改めて、北朝鮮に対し、2008年以来、中断している北朝鮮の核問題に関する6カ国協議に復帰するよう求めました。
国連のグテーレス事務総長は、北朝鮮の核実験は、国際的な取り決めへの深刻な違反だとしました。
EU、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、オーストラリア、マレーシア、NATO北大西洋条約機構が、北朝鮮政府の行動に対する国際社会の反応と、北朝鮮への圧力の強化を求めました。
こうした中、一部の国や国際機関は、朝鮮半島危機の終結に向け、関係各国に冷静さを保つよう求めました。
ロシアのプーチン大統領は、日本の安倍首相と電話で会談し、朝鮮半島の緊張拡大について話し合いました。
また、プーチン大統領と中国の習近平国家主席は、3日日曜夜、中国で開催されたBRICs(ブリックス)首脳会議の傍らで、朝鮮半島の状況に懸念を示し、「朝鮮半島の危機の拡大を許してはならない」と語りました。
ロシア政府のペスコフ報道官は、「北朝鮮に対する制裁は功を奏していないことが証明されている」と語りました。
ペスコフ報道官は、「ロシアは、朝鮮半島の危機を解決するためのすべての話し合いに参加する用意がある」としています。