韓国大統領、「THAAD追加配備は臨時措置」
9月 09, 2017 18:10 Asia/Tokyo
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アメリカのミサイル迎撃システムTHAAD
アメリカのミサイル迎撃システムTHAADの韓国配備に対する抗議の高まりを受けて、韓国のムンジェイン大統領が譲歩し、THAADの追加配備は臨時の措置だとしました。
イルナー通信によりますと、8日金曜、韓国・ソンジュでTHAAD配備に反対する数千人規模の抗議運動が行われ、抗議者が警察と治安部隊と衝突しました。

抗議者は、このミサイルシステムの配備は、環境や人々の生活に破壊的な影響をもたらすだけでなく、ソンジュが北朝鮮の先制攻撃の対象となる危険性を高めるとしました。
中国外務省の報道官も、8日、THAAD発射台4基の追加配備に懸念を表明し、これは、中国国境の安全保障上の脅威だとして、アメリカと韓国に早急にTHAADを撤去するよう求めました。

こうした中で、ムン大統領は、THAAD配備は北朝鮮のミサイル、特に弾道ミサイルの計画に対抗するための臨時的な措置だと強調しました。
韓国はこれまで、北朝鮮のミサイル実験を理由に、THAADの発射台6基を韓国に入れています。
そのうち2基は以前にソンジュに配備されており、追加の4基は8日に配備されました。
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