フィリピン大統領、「中国は南シナ海の権利独占の停止を受け入れている」
11月 16, 2017 03:55 Asia/Tokyo
フィリピンのドゥテルテ大統領が、中国は、南シナ海の利用する権利の独占停止を受け入れたとして、「中国は南シナ海の対立に関する話し合いに向けた用意がある」と語りました。
メフル通信によりますと、ドゥテルテ大統領は、フィリピンのマニラで行われたASEAN東南アジア諸国連合の首脳会議で、「中国はこの会議の中で、南シナ海とその上空のアジア諸国の利用を受け入れ、これを表明した」と述べました。
中国は南シナ海の大部分の領有権を主張していますが、ベトナム、フィリピン、マレーシア、ブルネイも、その一部の領有権を主張しています。
その主な対立は、豊富な石油と天然ガスを埋蔵するパラセル諸島とスプラトリー諸島の領有権をめぐるものです。
ASEANの首脳会議は、今月11日から開幕し、14日火曜に終了しました。
インドネシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム、ブルネイ、ラオス、マレーシア、ミャンマー、カンボジアが、ASEAN加盟国となっています。
日本の安倍首相やロシアのメドベージェフ首相、中国の李克強首相、カナダのトルドー首相、インドのモディ首相などの20カ国の世界各国の高官や、国連のグテーレス事務総長が、この会議に出席しています。