ミャンマーで、ロヒンギャ族のイスラム教徒の家屋に対する攻撃が継続
1月 24, 2018 20:24 Asia/Tokyo
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ミャンマーで、ロヒンギャ族のイスラム教徒の家屋に対する攻撃が継続
報道各社が、ミャンマー西部ラカイン州でロヒンギャ族のイスラム教徒の家屋への放火が、依然として続けられていることを明らかにしました。
イルナー通信が24日水曜、報じたところによりますと、バングラデシュに避難しているロヒンギャ族のイスラム教徒のミャンマーへの帰国が約束されているにもかかわらず、難民らや目撃者の証言からは、ミャンマー西部ラカイン州でこれらの難民が住む村が、依然として政府軍や過激派仏教徒により放火されている事が明らかになっています。
この報告によりますと、ロヒンギャ族の集団虐殺は今なお続いています。

バングラデシュに避難していたロヒンギャ族のイスラム教徒の、ミャンマーへの帰国は、23日火曜から始まる予定でしたが、バングラデシュにより、これは延期されています。
ミャンマーでは、ロヒンギャ族のイスラム教徒は長年にわたり、人権や市民権を剥奪されており、現在劣悪な状況におかれています。

昨年8月25日からこれまで、ラカイン州ではロヒンギャ族のイスラム教徒に対するミャンマー軍の新たな攻撃が始まっており、これにより6000人が死亡、8000人が負傷したほか、80万人以上が隣国のバングラデシュに避難しています。
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