イランの隣国アゼルバイジャンで、ノウルーズの祝祭が実施
3月 16, 2016 19:25 Asia/Tokyo
イランの隣国アゼルバイジャンの人々が、ノウルーズの祝祭への信仰から、これを盛大に開催するための特別な準備を行っています。
アゼルバイジャンでのノウルーズの祝祭の実施は、過去の人々の伝統や習慣からインスピレーションを受けたもので、イランの文化や芸術との多大な共通性を有しています。
アゼルバイジャンの人々は、これまで60年以上も西暦のクリスマスと1月1日を新年の儀式として祝っていきていますが、ノウルーズの祝祭とその宗教的な習慣にも特別な視線を向けており、それはノウルーズを自らの先祖の習慣と見なしていることによります。
アゼルバイジャンのイスラム教徒の人々の間で行われているノウルーズの習慣として、ノウルーズ向けの歌の歌唱、祝賀用の装飾台の準備、ノウルーズの食布の準備、新しい衣服の準備、扉に皮革製の帽子をかけること、ノウルーズの前夜に屋根から袋を吊り下げること、年長者を訪問すること、街中の広場での式典への参加、お年玉の習慣、結婚式の開催などが挙げられます。
アゼルバイジャンの人々は、ノウルーズの数日前に新しい衣服をそろえ、大掃除を行い、鑑賞用の穀物の新芽を発芽させ、ゆで卵に色づけや模様付けを行い、各種のお菓子を作るなどしてノウルーズを迎える準備を整えます。
アゼルバイジャンでは、ノウルーズが近づくと同時に、街中の通りには色とりどりのイルミネーションが施されます。
ノウルーズの祝祭は、800年以上の歴史を持つこの国の首都バクーの旧市街において、毎年大統領や政府関係者の出席により盛大に行われています。