ミャンマーで、ロヒンギャ族のイスラム教徒に対する民族浄化が継続
3月 06, 2018 20:56 Asia/Tokyo
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ロヒンギャ族のイスラム教徒
国連人権担当アンドリュー・ギルモア(Andrew Gilmour)事務次長補が、ミャンマーで依然としてロヒンギャ族のイスラム教徒に対する民族浄化が続行されていることを明らかにしました。
イスナー通信によりますと、ギルモア事務次長補は、4日間にわたりバングラデシュのコックスバザール(Cox's Bazar)にある難民キャンプを視察した後、「このキャンプでの現状は、ロヒンギャ族に対する大規模な軍事的暴力が依然として続いていることを示している」と語っています。
また、「ロヒンギャ族のイスラム教徒に対する暴力の唯一の性質は、残虐な集団殺害や強姦から、彼RWの追放を目的とした、人為的な飢餓や恐怖感を引き起こすことを含む暴力的な運動に変わっている」と述べました。
国連難民高等弁務官のグランディ氏はこれ以前に、「複数の証拠資料などから、ミャンマー西部ラカイン州におけるロヒンギャ族のイスラム教徒が由々しき状況におかれ、日々彼らのうち数十名がバングラデシュに避難していることがわかっている」としています。
現在、コックスバザールの移民キャンプには、90万人以上のロヒンギャ族のイスラム教徒が暮らしています。
ラカイン州では、昨年8月25日からロヒンギャ族のイスラム教徒に対する、ミャンマーの政府軍と過激派仏教徒による大規模な犯罪行為が始まっており、これまでに多数の死傷者が出ているほか、数十万人が難民化しています。
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