中国が、アメリカによる輸入製品への関税賦課を批判

中国の王毅外務大臣が、アルミニウムや鉄鉱を初めとする外国製品へのアメリカの新たな関税賦課措置を、改めて批判しました。

アメリカのトランプ大統領は最近、中国製品に新たに６００億ドルの関税を賦課し、同国に対する通商面での新しい制限を設けることを定めた大統領令に署名しました。

トランプ大統領はこれ以前にも、外国から輸入される鉄鉱とアルミニウムへの関税を引き上げていますが、この措置はＥＵなどアメリカの貿易相手国や、中国などの貿易上のライバル国の一部の反対に直面しています。

プレスＴＶによりますと、王外務大臣は、「貿易上のアメリカの一方的な行動は、一連の協定に反しており、思わしい成果にはつながらないだろう」と語っています。

また、「アメリカは、鉄鉱やアルミニウムに対する関税の引き上げにより、国際通商体制を乱そうとしている」と述べました。