アメリカで、15分に1人の割合で薬物中毒の母親が出産
アメリカで行われた新たな研究の結果、アメリカでは15分に1人の割合で、薬物中毒の母親が新生児を出産していることが明らかになりました。
ファールス通信によりますと、この研究によれば、アメリカ政府は2004年から18年までの間に、薬物中毒の母親から生まれた新生児の身体的な状況の改善を目的に、25万ドル以上の費用が投じられていますが、そのうち改善するのはわずかで、母親の薬物中毒の影響は、その後長年にわたって子供に影響するということです。
統計によれば、アメリカの女性の半数以上がアルコール、およそ20%が麻薬の中毒者だということです。
保健衛生の専門家は、麻薬中毒の母親の数の増加により、社会、精神、医療の面で大きな影響が引き起こるだろうとしており、男性の中毒者に比べ、女性の方が、さまざまな病気の治療のプロセスに長い時間がかかるということです。
アメリカの研究者らは、なぜアメリカの女性の間でアルコールの摂取が広まっているのかについては明らかではないとし、「社会的な慣習の変化や、外で働くことによるストレスが、女性のアルコールの消費量に直接関係しているのではないか」としています。
ハーバード大学の調査で、少なくとも700万人のアメリカ人女性が、7歳で初めて麻薬を経験したこと、少なくとも8550万人がアルコールを消費し、3300万人以上が数日以内に麻薬を摂取したことが明らかになっています。
アメリカの疾病予防管理センターは、最新の報告の中で、2017年にアメリカ人の8万8000人が、アルコールの消費によって死にいたったとし、アルコールの消費による政府の損失額は2490億ドルだったとしています。
ラジオ日本語のフェイスブックのページもご覧ください。