サウジアラビアとロシアが石油の増産に反対
9月 24, 2018 16:50 Asia/Tokyo
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OPEC石油輸出国機構
サウジアラビアとロシアが、緊急の石油の増産を否定し、実質的に、石油の増産を求めたアメリカのトランプ大統領の要請を却下しました。
ロイター通信によりますと、サウジアラビアのファリハ石油大臣は、23日日曜、アルジェリアで行われたOPEC石油輸出国機構の加盟国と非加盟国による共同閣僚監視委員会の会合の傍らで、「サウジアラビアは石油価格に影響を及ぼしていない」と語りました。
また、サウジアラビアは増産のための石油備蓄を保有しているが、現在、この措置は必要なものではないとしました。
さらに、現在の情報は、市場への供給が十分であり、世界全体において、石油の生産ができない製油所は見当たらないことを示しているとしました。
ロシアのノバク・エネルギー大臣も、緊急の増産は必要がないとしました。
また、アメリカと中国の貿易戦争や、アメリカの対イラン制裁は、石油市場における新たな脅威だと強調しました。
産油国は、2016年、原油生産を日量およそ180万バレル減産することに合意しており、この合意は今年12月末までを有効期限しています。
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