12月 06, 2018 20:58 Asia/Tokyo
  • グリフィス・イエメン問題担当特使
    グリフィス・イエメン問題担当特使

サウジアラビアの妨害により中断されていた、イエメンの各勢力による和平交渉が、数ヶ月ぶりにスウェーデンで開始されました。

イスナー通信によりますと、今回の和平交渉は6日木曜、スウェーデン・ストックホルム近郊で、同国外相と国連のグリフィス・イエメン問題担当特使の記者会見とともに開始されています。

 

スウェーデン・ストックホルム近郊で、イエメン各勢力による和平交渉が開始

 

この和平交渉の焦点となるのは、イエメンの首都サヌアの空港と、同国西部フダイダ港湾の再開、封鎖の解除、政府系職員の給与の支払い、人道支援物資の搬送などとされています。

グリフィス特使は記者団に対し、「人道支援の搬送が停止されてから2年ぶりに、紛争の停止とイエメンでの諸問題の平和的な解決を目指した政治プロセスを開始する」と語りました。

また、「危機的な状況におかれているイエメンでは、飢餓や不良な衛生状態、生活状況の悪化といった事態が生じている」としています。

イエメン和平交渉は、本来は去る9月6日にスイス・ジュネーブでの開催が予定されていましたが、サウジアラビア主導のアラブ連合が、この協議の場にイエメン協議団が出席するのを妨害しました。

サウジアラビアとその同盟国は、2015年3月26日からイエメン戦争を開始しました。

開戦から現在までに4年近くが経過し、この中でこれまでにおよそ5万人以上のイエメン人が死傷しています。

 

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