国連が、ミャンマー軍司令官の法的訴追を要請
1月 26, 2019 20:22 Asia/Tokyo
ミャンマーの人権問題を担当する李亮喜(ヤンヒ・リー)国連特別報告者が、ミャンマー軍司令官に対する法的な訴追を求めました。
ヤンヒ・リー特別報告者は25日金曜、「ミャンマー軍司令官は、ロヒンギャ族のイスラム教徒に対し、ジェノサイド〔民族浄化)を行った罪により、法的に裁かれるべきだ」と述べました。
また、「ミャンマーのイスラム教徒に対する犯罪の実行者の裁判は、ミャンマー難民の祖国帰還を前に実施される必要がある」と述べました。
ミャンマーとバングラデシュは、ロヒンギャ族のイスラム教徒難民が、ミャンマー西部ラカイン州に戻ることを取り決めた合意書に署名しましたが、これまでにこの合意書の内容は実行されていません。
情報筋は、「2017年8月25日以来、およそ73万人のロヒンギャ族のイスラム教徒が、ラカイン州からの退去を余儀なくされた。彼らの多くはバングラデシュの難民キャンプで暮らしている」と伝えています。
国連はこれに先立ち、ミャンマーでの民族浄化の首謀者は同国政府軍であるとし、同軍を世界最悪の軍との判断を示していました。
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