日本で、着物に合ったイスラム式のスカーフが考案
日本の複数の着物レンタル企業が、イスラム圏からやってくる観光客向けに、日本の着物の色柄に合った伝統的な柄のスカーフをデザインしました。
日本のオンライン英字新聞ジャパントゥデイによりますと、日本の着物レンタル企業数社が、イスラム教徒の観光客向けにイスラム文化にふさわしい装いを提供しています。
京都にある着物レンタルサロン・夢館の広報担当者は、「当社には、イスラム圏出身の顧客の問い合わせが多く、日本の着物と一緒にスカーフを着用することは、イスラム教徒の方々にとって着物体験を楽しむ良好な手段だと思う」と語りました。
同社は、和柄と呼ばれる日本の伝統的な図柄で、着物に合うスカーフをデザイン、考案しています。
最近、日本ではイスラムで合法とされるハラール製品の生産市場が活況を呈し、日本の生産業者は自社製品を供給できる国内、国外市場を求めています。
来年の東京五輪の開催に合わせて、イスラム圏出身のスポーツ選手や観光客が大勢日本を訪問し、ハラール製品が大いに歓迎されることが予想されます。
日本にイスラムが伝来したのは、1920年代にロシア経由で複数名のタタール人イスラム教徒が日本に入国したことによるものです。
1930年代には、在日イスラム教徒の数は1000人に達し、また1980年代には日本への出稼ぎを目的とするイラン人、パキスタン人、バングラデシュ人などのイスラム教徒が、大勢日本に入国しました。
アメリカの世論調査会社ピューリサーチセンターの統計によれば、2010年の時点で在日イスラム教徒の数は18万5000人とされています。
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