アメリカが、ベネズエラでのクーデターを公然と支持
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フアン・グアイド氏
アメリカの政府関係者が、クーデター決起を呼びかけるベネズエラの反体制派支持を表明しました。
ベネズエラのマドゥロ政権は30日火曜、軍の小規模グループによるクーデターを未然に防いだことを明らかにしました。
アメリカの支持を受けるベネズエラ反体制派の指導者フアン・グアイド氏は30日に動画を投稿し、ベネズエラ政府軍に向かってマドゥロ政権への蜂起を呼びかけました。
アメリカ側からは、ペンス副大統領やポンペオ国務長官、ボルトン大統領補佐官などが声明を発表し、ベネズエラでクーデターを試みる反体制派への支持を表明しました。
アメリカ軍も声明を発表し、ベネズエラ反体制派によるクーデターを容認し、同国での情勢変化を見守っていると表明しています。
こうした中、イラン外務省のムーサヴィー報道官は、「暴動や騒乱は決して、ベネズエラにおける政治的対立の解決策にはなりえない」と語りました。
ロシア大統領府は声明の中で、「プーチン大統領は国連安保理に対し、ベネズエラ情勢について話し合う緊急会合を要請した」と表明しました。
欧州委員会のマヤ・コツィヤンチッチ報道官は、「ベネズエラ情勢に対するEUの立場は、平和的、政治的な方策の支持である」と述べました。
スペインの暫定政権も、30日にベネズエラで発生した情勢変化に反応し、「ベネズエラでは選挙の実施が必要だ。わが国はベネズエラでのクーデターを支持しない」と表明しています。
メキシコ外務省も、ベネズエラでの暴力行為の激化や流血の拡大に懸念を示しました。

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