ヨーロッパの若者が精神的危機に遭遇
7月 08, 2019 15:57 Asia/Tokyo
ある研究の結果から、ヨーロッパの若者たちが将来への失望感、ホームレス、周囲の人々から感じる拒絶感、失業などによって精神的、心理的危機にさらされていることが判明しました。
ヨーロッパの主要放送局のニュースを伝えるユーロニュースによりますと、ユーロファンド(欧州生活労働条件改善財団)が実施し、7日日曜に発表した大学調査の結果から、スウェーデンの若者は他のヨーロッパ諸国の若者に比べ、より鬱的傾向にあることが分かりました。
スウェーデンに次いでエストニア、マルタがこの傾向で2位と3位にランクされています。
ユーロファンドは、労働条件および生活条件の改善に取り組んでいるEU付属の研究機関で、今回の調査結果から、EU諸国の若者の14%が重度のうつ病にかかるリスクが高く、15〜24歳の若者の4%が慢性的なうつ病に苦しんでいることが明らかになりました。
この調査結果は、ヨーロッパの若者に対する経済危機の影響と、ヨーロッパに住む子供たちの困難な生活状況を示しています。
例えば、オランダのホームレスの子供の数は2013~18年の間に約60%増加しており、ホームレスの3人に1人が子供という状況になっています。
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