視点;英新首相の着任と今後の課題(動画)
7月 25, 2019 20:21 Asia/Tokyo
イギリスで、ボリス・ジョンソン氏(55)が、同国与党保守党の多数の賛成票により同党首に選出され、24日水曜から英首相として政治の実権を握りました。
2019年5月、メイ前首相はEU離脱問題ブレグジットをめぐり議会の支持を取り付けられなかったことから辞任を表明、6月に与党保守党党首の座を明け渡しました。それ以来、ほかのどの候補者よりも次期イギリス首相の座に最も近いと言われていたのがジョンソン氏でした。
ジョンソン氏は、ブレグジットの強い支持派の1人とされ、今年10月31日には合意なしでもブレグジットを実現させると公言しています。ジョンソン氏がこのような見解を示したのは、これまでブレグジット問題が、メイ政権とキャメロン政権というイギリスの過去の2つの政権の転覆につながっている中でのことでした。
ジョンソン氏は同時に、メイ前首相が昨年EUとの合意に漕ぎ着けていた離脱合意の大部分を取りやめにし、再度EU側と協議すると述べています。
しかし、EU側の首脳陣は、離脱合意をめぐる再協議は不可能だとしています。外交政策の舞台においてジョンソン氏はイギリス版トランプ大統領と評され、トランプ大統領もそれを事実として認めています。
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