国連、「リビアでの内戦で10万5000人が難民に」
(last modified Sat, 10 Aug 2019 07:40:09 GMT )
8月 10, 2019 16:40 Asia/Tokyo
  • リビア人
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UNHCR国連難民高等弁務官事務所が、「リビアの首都トリポリでの内戦発生からこれまで、少なくともリビア人10万5000人が難民となっている」と発表しました。

ファールス通信によりますと、UNHCRはツイッター上で、「リビア難民は平和と安定、支援を必要としている」と訴えました。

ハリファ・ハフタル将軍が率いるLNAリビア国民軍は、サウジアラビア、エジプト、アラブ首長国連邦や一部西側諸国の支持を受けてリビア東部を支配し、最近数ヶ月において同国北部に向かって進軍しています。

ハフタル将軍は今年4月4日、LNAにトリポリ攻撃を命じ、国際社会から大きな非難を浴びました。

この攻撃が開始されてから、トリポリでは1000人以上が死亡、少なくとも5500人が負傷しています。

リビアでは、カダフィ前独裁政権を打倒した2011年の市民革命以来、アメリカや西側諸国、一部地域諸国の介入により政情不安や暴力を伴う衝突が続いています。

また、同国では4年前から各政党や組織間で対立が生じ、首都トリポリを拠点とする制憲議会と、東部トブルクを拠点とする暫定議会とに分裂、また2つの軍隊が存在し、国家分裂の状態にあります。

東部トブルクを拠点とする暫定議会はハフタル将軍率いるLNAの支持を受けており、一方国際社会が支持するシラージュ権は、リビア西部を支配しています。

 

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