IAEAが、北朝鮮の核活動に関する報告を発表
8月 22, 2019 03:19 Asia/Tokyo
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北朝鮮の核活動
IAEA国際原子力機関が、「北朝鮮は2018年、核活動を停止していない」と表明しました。
ファールス通信によりますと、IAEAは21日水曜、年間報告の中で「北朝鮮は、昨年1年間を通して核活動を継続していた」と発表しました。
この報告ではまた、「2018年における北朝鮮の核計画の更なる拡大は、決議2375を初め複数の国連安保理決議への明らかな違反である」と指摘しています。
2018年に関するIAEAの報告によれば、北朝鮮のヨンビョン核施設の原子炉は、昨年8月中旬まで稼動していたとされています。
ヨンビョン核施設は、北朝鮮の最も主要な核施設であり、同国のキム・ジョンウン朝鮮労働党委員長と米トランプ大統領によるシンガポール合意で稼動停止が約束されていました。
北朝鮮は昨年、トランプ大統領との合意に基づき、核活動の一部停止・核施設の廃棄に踏み切り、メディアや報道陣にプンゲリにある核実験用トンネルの破壊を公開しました。
北朝鮮は2006年以降、これまで6回にわたり、水素爆弾やプルトニウム爆弾の実験を実施しており、いずれも同国北東部プンゲリの核実験場で行われたものです。
一方のアメリカ側は、制裁解除を初め韓国との合同軍事演習の停止などその他朝鮮半島での軍事活動について何ら進展の兆しを見せず、こうした中、北朝鮮も非核化に向けた措置を保留しています。
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