国連、ＩＳＩＳ指導者の死亡を未承認
10月 29, 2019 18:04 Asia/Tokyo
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テロ組織ＩＳＩＳの最高指導者アブーバクル・アルバグダーディ
国連の複数の関係者が、「国連は、テロ組織ＩＳＩＳの指導者の殺害に関するアメリカの表明を、信頼するに足るものとしては承認できない」と語りました。
ファールス通信によりますと、国連のファルハン・ハック事務総長副報道官は２８日月曜、記者会見し、イスラム国を自称するテロ組織ＩＳＩＳの最高指導者アブーバクル・アルバグダーディ容疑者が殺害された、とするアメリカの政府関係者の主張に触れ、こうした情報は複数の方面から承認される必要がある(複数の承認が必要である)、と述べています。
また、国連テロ組織関連調査チームのフィットン調整官も、「当チームは、ＩＳＩＳの指導者アルバグダーディ容疑者の死亡に関してアメリカがいかに真剣な表明を行ったとしても、これを事実として確認できない」としました。
アメリカ国防総省のある関係者が２７日日曜、「シリア・イドリブ市北西部でのアメリカ軍の作戦により、アルバグダーディ容疑者が死亡した」と発表しました。
アメリカのトランプ大統領もその数時間後に、アメリカ軍の作戦によるアルバグダーディ容疑者の死亡事実を承認しています。
しかし、ロシア国防省は声明を発表し、アメリカ軍のこの作戦の成功に関しては疑問が残るとしました。
アルバグダーディ容疑者を最高指導者とするＩＳＩＳはこの数年、アメリカやサウジアラビア、シオニスト政権イスラエルからの軍事支援・資金援助を受けて、イラクとシリアの広範囲にわたる地域を占領し、この両国のほかにも世界各国で数多くの犯罪を引き起こしてきました。
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