北朝鮮が、新たにミサイル実験を実施

12月 08, 2019 20:14 Asia/Tokyo

北朝鮮が、新たなミサイル実験に成功したことを明らかにしました。

北朝鮮の朝鮮中央通信によりますと、北朝鮮はこの実験を8日日曜、ソヘ人工衛星発射場で行ったということです。

アメリカの政府関係者は以前に、「北朝鮮はこの実験場の破壊処理を約束していた」と表明していました。

北朝鮮は10日前にも、同国ハムギョン道沿岸からミサイルを発射しています。

北朝鮮のキム・ソン国連大使は7日土曜、「わが国の核兵器廃絶問題は、米朝交渉の対象となる議題から完全に外されている」と語りました。

また、アメリカは協議の中で誠意を示さなかった、とし「アメリカは、協議を長引かせることで、同国の来年の大統領選挙開催に向けて時間稼ぎをしようとしている」と述べています。

さらに、「アメリカのトランプ大統領は、わが国との交渉を来年の大統領選挙での勝利の切り札として利用しようとしている」としました。

トランプ大統領は7日土曜、記者団に対し、自らが北朝鮮のキム・ジョンウン朝鮮労働党委員長と極めて良好な関係にあるとし、「大統領選が実施される年に敵対行為がなされるとは予想しない」と語っています。

また、「自分は、キム委員長と大変良好な関係にあり、もしキム委員長が敵対行為に出れば自分は驚愕するだろう」と述べました。

さらに、「キム委員長は、私が大統領選を来年に控えていることを熟知しており、彼がそれに干渉してくるとは思わない」としています。

キム委員長は、核兵器廃絶を巡る対米交渉で合意に至るための期限を、今年末日までとしていますが、この協議が数ヶ月前から停止され、米朝間の緊張が高まっています。

北朝鮮は、アメリカが北朝鮮の政権交代を狙った戦略をやめない限り、核・ミサイル計画を決して放棄しない、と表明しています。

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