北朝鮮が、米朝協議を延期する可能性
12月 18, 2019 04:07 Asia/Tokyo
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アメリカのトランプ大統領と北朝鮮のキム委員長
北朝鮮との関係を担当する韓国統一部が、「アメリカと北朝鮮の協議が年末までに進展しない場合、北朝鮮のキム・ジョンウン朝鮮労働党委員長が年頭の演説でこの協議の延期を発表する可能性がある」と発表しました。
イルナー通信によりますと、韓国統一部は17日火曜、声明の中で、2019年における北朝鮮の状況に対する評価および来年の同国の展望予測について発表し、「緊張の高まりに注目し、米朝間の非核化交渉の先行きは暗いと言わざるを得ない」としました。
北朝鮮はこれまでに何度も、米側がより柔軟性のある提案を出すことを求めており、今年末までを猶予として、米国が協議の場で斬新な提言を行い、これまでの行動を転換するよう促しています。
韓国統一部の報道によれば、米国が創造的かつ柔軟な策として提案してきた内容は、北朝鮮の要求を満たすものではないとしています。
米トランプ大統領と北朝鮮のキム委員長は、この1年8ヶ月間にシンガポール、ベトナム、南北朝鮮の非軍事地帯において、3回会談に臨んできました。しかし、一連の会談はいずれも北朝鮮の核問題解決にはつながっていません。
北朝鮮は最近、「米国が過去の立場を変えなければ、わが国との非核化交渉について協議することはないだろう」と表明していました。
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