ロシア・エクアドル間でルーブルが取引通貨に

12月 26, 2019 18:02 Asia/Tokyo

ロシアとエクアドルが、ＵＳドルに代わりロシア・ルーブルを金融取引通貨にすることについての一連の協議を終えました。

ロシアの通信社スプートニクによると、両国が優先事項としているのは、金融取引のためにエクアドルにロシアの銀行を設立し、この銀行を通じて両国政府が「国際銀行間通信協会（SWIFT）」の代わりに「ロシア中央銀行金融通信システム」を使用して取引することです。

エクアドルは独自の通貨を持っておらず、代わりにUSドルを通貨として使用しています。そのため、エクアドルの金融取引は他のＵＳドル取引と同様にアメリカ財務省の監視下に置かれています。

エクアドルの銀行は現在、ロシアとの金融取引において、アメリカの対ロシア制裁に従わないことを理由に罰金を科される危機に直面しています。

ロシアとエクアドルは、ルーブルをＵＳドルに代わる取引通貨とすることで、この危機を回避しようとしています。

ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。