米メディア、「イラク米軍基地攻撃の負傷者をクウェートとドイツに搬送」
1月 18, 2020 16:46 Asia/Tokyo
アメリカのメディアが、米政府の主張とは異なる複数の証拠を上げて、イランによるミサイル攻撃で米軍に負傷者が出ていたことを新たに伝えました。
米ニュース配信サイト「ディフェンス・ワン」は、米軍と国防総省の高官の話として、イランが今月8日にイラク西部にある米軍アサド空軍基地をミサイル攻撃した際の負傷者が、今週クウェートとドイツ・ラントシュトゥールにある米軍病院に搬送されたことを明らかにしました。
米紙ワシントン・ポストは16日、この攻撃により複数の負傷者が出ていたことを初めて報道し、テロ組織ISISとの戦いを標榜する米主導有志連合は同日夜、11人の米兵が負傷し治療中である旨を公式声明の中でようやく認めました。
米政府高官は、イランによるミサイル攻撃で米軍、連合軍の兵士や職員に死者、負傷者は一切いなかったと主張していました。
今月3日、イラク・バグダッド空港周辺で米軍がテロを断行し、イラン・イスラム革命防衛隊ゴッツ部隊のソレイマーニー司令官、イラク民兵組織ハシャド・アルシャビのアブーマハディ・アルムハンディス副司令官、および同行者8人が殉教しました。
革命防衛隊は今月8日、このテロに対する報復として、イラク西部のアサド米軍基地などをミサイル攻撃しました。
複数の報告では、米軍に多くの死傷者が出たとされ、負傷者らは現地の医療施設で手当てを受けた後、ヘリコプターでバグダッドの米軍病院に搬送されていました。
米CNN、英ロイター通信、独ビルト紙などのメディアは、イランによるミサイル攻撃で米軍基地が破壊された様子や米兵たちが味わった恐怖などを報道していました。
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