新型コロナウイルス
3つの国際機関が、世界的な食糧危機のリスクを警告
4月 02, 2020 15:40 Asia/Tokyo
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3つの国際機関が、世界的な食糧危機のリスクを警告
WHO世界保健機関、WTO世界貿易機関、およびFAO国連食糧農業機関のそれぞれの長は、もし諸国が新型コロナウイルス危機の管理に失敗すれば、世界が食糧不足に陥る危険を脅かすことになると警告しています。
フランス通信によりますと、FAOの屈冬玉(チュー・ドンユィ)事務局長、WHOのテドロス事務局長、およびWTOのアゼベド事務局長の三者は共同声明を出し、「新型コロナウイルスの拡大により、食糧の入手のが不安定となることは、輸出制限の風潮を生み出し、世界市場を品不足にする可能性がある」と発表しました。
またこの声明には、「新型コロナウイルスに起因する商業上の制約を鑑み、可能な限り貿易の自由な流れを確保し、食糧不足を防ぐために、あらゆる努力を払わなければならない」とされています。
これら3機関の長らはその声明の中で、食品や農業部門の労働者の移動の制限、食糧品を積載したコンテナ車輛の国境での積み荷の移動の遅れなどといった障害が、生鮮食品の腐敗を招くと警告しました。
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