新型コロナウイルス
米元大統領補佐官が、WHOを非難
-
ボルトン氏
ボルトン元米国家安全保障問題担当大統領補佐官は、中国政府と共謀し新型コロナウイルスに関する真実の統計を隠匿したとして、WHO世界保健機関を非難しました。
IRIB通信によりますと、ボルトン氏は6日月曜、ツイッター上で、WHOのテドロス・アダノム事務総長が、中国と共謀して新型コロナウイルス関連の統計の隠蔽を目論んだとして非難し、アダノム事務局長に辞任を迫る動きを支援する、と書き込みました。
ボルトン氏はまた、中国は「米国に危害を加えることを目的とした宣伝戦争の開始」のため新型コロナウイルスを利用した、とも主張しました。
ボルトン氏はトランプ政権により解任されていますが、新型コロナウイルスの流行をめぐって「嘘をついている」いるとして、中国を繰り返し非難しており、同国の経済が再び活気を取り戻していることと、新型コロナウイルスの流行に関する統計について、疑問を呈しています。
これに先立ち、共和党上院議員のテッド・クルーズ氏とマルコ・ルビオ氏の両名も、現在のWHOの運営の在り方について疑問を呈していました。
これに対し、中国外務省は2日木曜、新型コロナウイルスの管理における中国の成功に疑問を投げかけるこれらの米国議員の「恥知らずな」試みを非難し、「中国は、オープンかつ透明できちんと回答できるように最善を尽くしている」と述べています。
中国政府は最近、新型コロナウイルスの蔓延の危機からの脱出を発表しており、中国当局も感染者の90%以上が回復したとしています。
しかし米国は現在、新型コロナウイルスへの感染者数の点で、世界で最もこのウイルスに汚染された国となっています。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://twitter.com/parstodayj