OPECプラス緊急会合
主要産油国、過去最大の減産 日量1000万バレルで合意
4月 10, 2020 22:39 Asia/Tokyo
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石油
OPEC石油輸出国機構加盟・非加盟の主要産油国で構成する「OPECプラス」は、緊急のテレビ会議で、過去最大となる日量1000万バレルの減産で合意しました。
OPECプラスは日本期間10日金曜未明、石油市場のバランス維持をめぐり、テレビ会議形式で会合を行いました。
OPECプラスの合意では、日量1000万バレルの減産は6月まで続けられます。7月から日量800万バレル、21年1月から22年4月までは日量600万バレルの減産とする方針です。
イランのザンゲネ石油大臣はOPECプラス緊急会合後、「イランとベネズエラ、リビアの3カ国は減産を免除される」と語りました。
OPECプラスは世界最大の産油国となった米国などにも減産への参加を求めています。
10日に開かれる20カ国・地域(G20)のエネルギー相会合では、議長を務めるサウジが米国などに減産関与を迫るとみられています。
サウジアラビアやロシアはG20の産油国がさらに日量500万バレルを削減することを期待しています。
新型コロナウイルスの世界規模での蔓延を受けての、原油需要の大幅な低下および、協調減産合意の延長をめぐり、サウジアラビアとロシアの対立が激化したため、原油価格はここ1か月間で1バレル25ドルを切り、前例のない下げ幅を記録しています。
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