フランスで、市民が都市封鎖時の警察の暴力に抗議

May 13, 2020 15:15 Asia/Tokyo

フランス市民が、新型コロナウイルスを理由とした都市封鎖（ロックダウン）期間中の警察の暴力行為に憤然と抗議しました。

ユーロニュースが１２日火曜、報じたところによりますと、フランス・パリ郊外のサン・ドニ地区で、市民が新型コロナウイルスを理由としたロックダウン期間中の警察の暴力的な行為に憤然と抗議した、ということです。

ユーロニュースによりますと、当初はサン・ドニ地区で一定数の高齢者らが集結したところ、警察が即時介入し、抗議者らの集まりの拡大を阻止しようと試みました。

しかし、警察のこの行動後、次第に抗議者の数が増えて数百人にまで達しました。

ユーロニュースはさらに、警察と抗議者らとの暴力を伴った衝突が、パリ郊外で先月末から始まっていた、と報じています。

こうした抗議行動の１つにおいて、1台のオートバイと警察車両が衝突し、暴動や激しい抗議行動に発展しました。

この事件は、現在捜査中となっています。

サン・ドニ地区はパリ郊外でも再貧困層が居住する地区であり、居住者の多くを黒人やアジア系移民が占めています。

また、この地区ではパリ市内の富裕層が居住する地区と比べて、病院などの医療施設が非常に少なく、この地区の住民はロックダウン期間中に警察の暴力行為に遭遇した、と述べています。

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