中国人民銀行総裁、経済への金融政策支援強化の意向
May 17, 2020 18:58 Asia/Tokyo
中国人民銀行(中央銀行)の易綱総裁が、共産党機関誌「求是」に掲載された16日土曜付けの寄稿で、新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けた経済への金融政策支援を強化する考えを示しました。
ロイター通信によりますと、易綱総裁は「金融市場の安定を維持しながら政策の弾力性を一段と重視する」と述べています。
また、「新型コロナウイルスの流行は中国経済が下向きの循環にある時に発生し、そのため金融の働きに影響が生じた」としました。
さらに、「中国は新型ウイルスを封じ込めたが、海外での感染拡大が新たな課題をもたらすだろう」と語っています。
その上で、「人民銀は景気支援や雇用安定化に向け、再貸付や再割引、融資返済猶予、政策の波及経路改善といった政策手段を用いる意向だ」と述べました。
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