米軍事サイト、「トランプ大統領はアフガン撤退を決意」
アメリカの著名な軍事サイト・ミリタリーが、アフガニスタンで同国の反体制組織タリバンとの紛争や暴力の拡大にも拘らず、トランプ米大統領が同国駐留米軍の更なる削減を続けていく意向である、と報じました。
ミリタリーは17日日曜、アフガニスタンの流血のラマザーン月に触れ、「アメリカ国防総省の声明によれば、アメリカは今年夏の終わりまでに、アフガンからの数千人規模の米軍撤収という、タリバンとの約束内容を完遂しようとしている」と報じました。
アフガン駐留アメリカ軍のソニー・レゲット報道官は、声明の中で「アメリカとアフガンの共同声明、並びにアメリカとタリバンの間の合意に基づき、135日の間に駐留米軍の人数を8600人に削減するプロセスはすでに開始されている」と語っています。
ミリタリーはさらに、「タリバンとの合意の結果、我々はアフガニスタンの重要な支柱のほぼ全てを委譲している。それは、どうやらタリバン側が、アメリカがどのような形であれ撤退するだろうとの結論に達したからであり、そのために、このことを確定した出来事と仮定した上でのゲームを始め、進めている」と報じています。
一方、アメリカ・ワイオミング州選出共和党下院議員で議会の軍事委員会委員でもあるリズ・チェイニー氏はこれに関して、「アメリカはアルカイダやISISなどの過激派テロ組織の強大化を阻止するため、アフガンでの軍事駐留や情報発信を継続すべきだ」と語りました。
アメリカとその同盟国は、2001年にテロとの戦いやアフガンの治安確保を口実に同国を攻撃しましたが、その後今日まで、アフガンでは情勢不安やテロ、麻薬生産が激増しています。
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