米国防総省が懸念 トランプ氏による「抗議者弾圧に軍事力を使用する」発言に
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米国防総省当局者は、軍隊を動員し武力を行使して抗議者を弾圧するという大統領の脅しに懸念を表明しています。
(last modified 2025-06-22T07:17:28+00:00 )
6月 03, 2020 20:32 Asia/Tokyo
  • ペンタゴン・米国防総省
    ペンタゴン・米国防総省

米国防総省当局者は、軍隊を動員し武力を行使して抗議者を弾圧するという大統領の脅しに懸念を表明しています。

CNNによりますと、米国防総省当局者は、「トランプ米大統領が米国内各地に部隊を配備する準備ができているとした発言の前でさえ、この件については我われ高官の間にも大きな不満が深まっていた」と述べました。

エスパー国防長官は、州兵に対しFBIと地元警察を支援するため、ワシントンにもっと多くの兵力を送り込むよう要請し、ワシントン首都圏に兵士約1600人が派遣されたことを明らかにしました。

米国家警備隊の一部は民間秩序確立という任務を任されることに不満を抱いています。

国防総省の報道官は、兵士はノースカロライナ州フォートブラッグとニューヨーク州フォートドラムの基地から派遣されたが、派遣先はワシントン首都圏であり、首都ワシントンではない、としています。また、警戒態勢にあるが、民間当局の活動の防衛支援には参加していないということです。

一方で、バージニア、ニューヨーク、ペンシルベニア、デラウェアの各州知事は、エスパー長官によるワシントンの治安維持を目的とした州兵の派遣要請を拒否しています。

ワシントンでは現在、約3600人の州兵が活動しており、国防当局者によりますと、今後数日間でさらに1300人が派遣される見通しです。

ホワイトハウス周辺の治安部隊は、抗議者を分散させるため催涙ガスを使用しています。

トランプ大統領は、「州および市の当局者が人々の生命と財産を保護するための行動を取ることを拒否した場合、無秩序と市民の不服従を取り締まるために軍の配備許可を発行する」と表明しました。

大勢の米国市民が、黒人男性ジョージ・フロイドさんの殺害に抗議して、外出禁止令やトランプ大統領の脅迫にもかかわらず、8日目の抗議デモのため街頭に繰り出しています。

 

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