米連邦地裁、ボルトン氏回顧録出版の差し止め請求を棄却
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 米首都ワシントンの連邦地裁は20日土曜、ボルトン前大統領国家安全保障担当補佐官が今月23日に予定している回顧録の出版に関する、トランプ米政権からの差し止め請求を棄却しました。
(last modified 2025-06-22T07:17:28+00:00 )
6月 21, 2020 20:27 Asia/Tokyo
  • 米連邦地裁、ボルトン氏回顧録出版の差し止め請求を棄却
    米連邦地裁、ボルトン氏回顧録出版の差し止め請求を棄却

 米首都ワシントンの連邦地裁は20日土曜、ボルトン前大統領国家安全保障担当補佐官が今月23日に予定している回顧録の出版に関する、トランプ米政権からの差し止め請求を棄却しました。

CNNによりますと、判決文では、回顧録はすでに広く出回り、たとえ出版を差し止めてもインターネット上で内容が拡散し続けるだろうとの理由から、書籍の回収や廃棄処分は命じない、とされています。

その一方で、ボルトン氏ホワイトハウスによる内容審査を一方的に打ち切り、正式な承認を得る前に出版手続きを進めたことを非難するとともに、同氏が回顧録の中で、守秘義務に違反して機密情報を暴露し、国家安全保障を脅かした可能性は高いとの見解を示しました。

また、結果としてボルトン氏がこの著作から得る収益を没収され、刑事責任を問われる可能性にも触れています。

トランプ大統領は同日、連邦地裁の判断を称賛し、判事はボルトン氏の行為に「憤慨」したと主張。同氏が機密情報を漏えいさせたのは「大問題」だとし、ツイッター上に「法廷で大きな勝利」と投稿し、出版差し止めはできなくても収益や機密漏えいに関する主張は認められた、と述べました。

これに対し、ボルトン氏の弁護士は同日の声明で、差し止め棄却の判断を歓迎する一方、現段階でボルトン氏の守秘義務違反とする結論付けは時期尚早だとして、「全容はまだ語られていない。これから明らかになる」と強調ていますた。

 

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