独首相、コロナに伴う欧州の特別な連携を呼び掛け
6月 27, 2020 18:52 Asia/Tokyo
メルケル独首相が、7月1日からのドイツのEU議長国就任を前に、新型コロナウイルス感染拡大を受け、ドイツは他のEU加盟国との「特別な連携」を追求する、としました。
ロイター通信が26日金曜、ドイツ・ベルリンから報じたところによりますと、メルケル首相は南ドイツ新聞を初めとしたヨーロッパの5つの新聞ののインタビューに対し、新型ウイルス感染拡大により「前代未聞の規模の課題」を課されているとし、EU加盟国に対し域内市場の維持と同時に「一致団結を世界に示す」ことを呼び掛け、「こうした特異な状況の下で各加盟国が共通の土台に関心を持つと確信している」と語りました。
また、新型ウイルスで打撃を受けた国の支援に向け討議中の欧州復興基金を、「特別な状況に対する特別な対応策」だとしています。
さらに、トランプ米大統領がドイツの防衛費拠出の不十分さを理由に、駐ドイツ米軍の規模を約9500人削減し2万5000人にすると表明したことについては、「ドイツは防衛費を拡充する必要性を認識しており、これまでに大幅に増額した」とし、「ドイツに駐留する米軍はドイツ、および北大西洋条約機構(NATO)加盟国の東部の防衛を担っており、米国の国益にもかなう」と述べています。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://urmedium.com/c/japaneseradio
https://twitter.com/parstodayj