米が、ベネズエラ最高裁長官の身柄拘束に懸賞金
7月 22, 2020 17:41 Asia/Tokyo
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ベネズエラのモレノ最高裁長官
アメリカ国務省が、ベネズエラのモレノ最高裁長官の身柄拘束につながる情報提供に500万ドル(約5億3000万円)の懸賞金を出す、と表明しました。
ロイター通信によりますと、ポンペオ米国務長官は22日水曜未明、声明を発表し、「モレノ・ベネズエラ最高裁長官の身柄拘束につながる情報提供に、500万ドル(約5億3000万円)の懸賞金を出す」としました。
また、モレノ長官が国境を越える組織犯罪に関与したとして、「アメリカは、モレノ長官とその妻を制裁の対象とし、両名のアメリカ入国を禁ずる」と述べました。
さらに、「モレノ長官は、過去数年間にわたり最高裁長官の地位を利用し、賄賂を受け取って下級審に指示を出すなどの不正行為に及んだ」と主張しています。
アメリカはこれに先立ち2017年に、モレノ長官を含む最高裁の関係者8名に対する在米資産凍結などの制裁を発動しました。
また、2018年からはベネズエラ大統領選挙を違法とし、同年のベネズエラ大統領選でのマドゥロ大統領の再選を否定していましました。
アメリカはさらに、ベネズエラ反体制派の指導者であるフアン・グアイド氏を同国大統領として正式に認め、ベネズエラへの内政干渉を続行しています。
マドゥロ政権に対するアメリカの破壊工作にもかかわらず、ベネズエラ政府は国民と軍の支持を背景にアメリカの陰謀を退けています。
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