米国大統領が、シカゴに連邦機関要員を派遣
7月 23, 2020 16:56 Asia/Tokyo
トランプ米大統領は22日水曜、連邦捜査機関の要員をイリノイ州シカゴなどの都市に「増派」すると発表しました。
CNNによりますと、地元指導者からは派遣に反発の声が上がっていましたが、11月の大統領選を前に、トランプ大統領は強硬な「法と秩序」路線を掲げた形となりました。
すでに、オレゴン州ポートランドでのデモ鎮圧が連邦要員に命令されており、現場では混乱が広がっています。
トランプ大統領は他の州や都市についても、警察による治安維持が不十分とみなした場合、知事や市長の支援要請がなくても連邦要員の派遣を命じる可能性があると警告してきました。
トランプ大統領は22日、民主党の指導者が運営する市では犯罪と暴力がはびこっていると主張し、罪のない命を救うためには、こうした指導者とは異なる措置を講じるしかほとんど選択肢はないと示唆しました。
黒人男性ジョージ・フロイドさんの殺害をきっかけとする抗議行動が全米に広がる中、トランプ大統領は犯罪に強硬に対応する姿勢を打ち出しており、今回の連邦捜査要員の派遣もその一環です。
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