米国防総省、「イラクの対ISIS勝利に米は全く寄与せず」
7月 23, 2020 20:15 Asia/Tokyo
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米国防総省
米国防総省が声明を発表し、「米軍はテロ組織ISISに対する最近の作戦や実質的な勝利に関して、イラク軍には一切の訓練や顧問活動を行っていなかった」としました。
イルナー通信によりますと、米国防総省は22日水曜、声明を発表し、「イラク軍は今や、単独でISISの残存勢力と戦うことが可能であり、他国の支援をほとんど必要としていない」と自白しています。
この声明ではまた、「ISISはもはや、イラクの大半の地域を掌握しておらず、イラク軍はISISに対する多くの勝利を収めた」とされています。
米国防総省のこうした表明の一方で、イラクの多くの政治家らはこれに先立ち繰り返し、「イラク各地におけるISISの最近の攻撃は、アメリカのメッセージであり、アメリカは米軍のイラク撤収というイラク政府の決定を理由に、イラクに復讐しようとしている」と表明してきました。
イラク議会は最近、同国からの米軍の撤収に関する採決で、多国籍軍の完全撤収案を可決しました。
このことは、アメリカ政府の怒りを引き起こし、アメリカの政府関係者はイラク政府のこの決定の見直しを求めています。
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