米政府関係者が、ベイルート爆発事故に関して矛盾した発言
8月 06, 2020 18:32 Asia/Tokyo
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エスパー長官
最近発生したレバノン・ベイルートでの爆発事故に関して、トランプ米大統領がこれを「攻撃」だとした一方で、エスパー米国防長官はこれを否定し、これに関する証拠はないとしています。
IRIB通信によりますと、エスパー長官は5日水曜、「ベイルート港湾への攻撃を裏付ける証拠は存在せず、4日火曜に発生したこの爆発は、発火性物質や燃料の保管の不手際・注意怠慢により発生した可能性が高い」と語りました。
これ以前に、トランプ大統領は今回の爆発事故が攻撃によるものだ、としています。
さらに、アメリカ国防総省内の3つの情報筋も、トランプ大統領の発言を否定し、CNNに対し「アメリカ軍は今回のベイルート港湾爆発事故が攻撃によるものだったことを裏付ける証拠を全く有していない」としました。
4日火曜午後、ベイルート港湾区域内にあった発火性物質の保管庫の1つで大規模な火災が発生し、これが近くにあった硝酸アンモニウムの保管庫に延焼して大爆発を引き起こしました。
レバノン公衆衛生省の発表によりますと、今回の事故でこれまでに少なくと150人が死亡、ほかおよそ5000人が負傷しているということです。
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