アメリカ・ホワイトハウスがサウジアラビアに警告
4月 19, 2016 22:29 Asia/Tokyo
アメリカ・ホワイトハウスが、国際金融体制に混乱を生じさせないよう、サウジアラビアに対して、警告を発しました。
ロイター通信によりますと、アメリカのアーネスト・ホワイトハウス報道官は、18日月曜、アメリカ議会の法案の検討による経済的な結果についての、サウジアラビアのアメリカに対する警告に関する報道に反応する中で、「サウジアラビアは国際的な金融体制を守る中でのアメリカとの共通の利益を知っており、このシステムの安定を崩すのは、サウジ政府の利益にはならない」と語りました。
これ以前に、アメリカの新聞ニューヨークタイムズは、サウジアラビアはオバマ政権の政府高官に対して、アメリカ議会でサウジアラビアが2001年の同時多発テロに関与していたとする法案が可決された場合、サウジアラビアは、アメリカの7500億ドルの資産を売却すると警告した、と伝えていました。
アーネスト報道官はまた、「アメリカ政府はこの案に反対しており、オバマ大統領は拒否権を行使するだろう」と強調しました。
アメリカの共和党と民主党に支持されているこの法案により、同時多発テロの犠牲者の遺族は、アメリカの法廷にサウジアラビアを提訴することができるようになります。
オバマ大統領は、今週サウジアラビアを訪問する予定です。
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