米大統領府で、パレスチナ人の理念に反する背信的・醜悪な合意が調印(動画)
バーレーンとUAEアラブ首長国連邦の外相らが、パレスチナ国民の理念に反する形で、トランプ米大統領の立会いのもと、イスラエルとの関係正常化合意書に調印しました。
米現地時間の15日火曜、ホワイトハウス内での式典において、アラブ首長国連邦(UAE)のアブダッラー・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン外務・国際協力大臣と、バーレーンのアブドゥルラティーフ・ビン・ラーシド・アル・ザヤー二外相、そしてシオニスト政権イスラエルのネタニヤフ首相が、今回の合意書に調印しました。
トランプ米大統領はこの式典において、「今回の合意により、西アジア地域での和平に向けた道のりが平坦になるだろう」と主張しました。
UAEとバーレーンの対イスラエル関係正常化合意書の調印式と同時に、シオニスト政権との関係の正常化に反対する多数の反対者がホワイトハウスの前に現れ、占領に対するパレスチナ人の不可譲の権利を無視するスローガンを唱えました。
バーレーンとUAEによる対イスラエル関係正常化は、イスラム世界で大きく非難されています。
パレスチナの人々は15日火曜、大規模なデモを開催して、UAEとバーレーン、そしてイスラエルによるこの背信的な合意を非難しました。
パレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスは、この危険な合意を、イスラエルによるパレスチナ人への犯罪行為を理由として、UAEとバーレーンがイスラエル側に与えた「無償で与えたボーナス」だとしています。
バーレーンでも、抗議する多数の市民が15日夜、抗議デモを開催して同国ハリーファ政権によるイスラエルとの背信的な妥協行為を非難しました。
イスラエルはこれまで長年にわたり、パレスチナ人を弾圧してきたのみならず、アラブ・イスラム圏の広範囲な地域を占領しています。
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