高齢・肥満が指摘されているトランプ氏、コロナ重症化をめぐり専門家が見解
10月 03, 2020 15:43 Asia/Tokyo
新型コロナウイルスに感染したトランプ米大統領(74)は、重症化の危険が高まる高齢、肥満、男性という要素を併せ持っている中で、専門家らは今後の病状を予想するのは難しいとしています。
AFP通信が3日土曜に報じたところによりますと、英グラスゴー大学のナビード・サッタール教授(代謝医学)は、「重症化と死のリスクには多くの要因が関わっており、中には測定不能な要因もあるため、常にはっきりしているわけではない。1つや2つの要因から推測できるような単純なものではない」と述べました。
また、慢性疾患がない、適度な運動をしているなどの条件により重症化リスクが「相殺」される可能性もあると説明しており、トランプ氏がゴルフ好きであることを指摘しています。
6月に公表された最新の健康診断結果によると、トランプ氏の体重は約111キロ、身長は191センチで、2年連続で肥満体判定が出ていました。米疾病対策センター・CDCによると、肥満体の人は入院治療が必要となる可能性が3倍に上るということです。
もう一つの高リスク因子は年齢で、CDCによれば、米国での新型ウイルス関連死者の8割が65歳以上となっています。CDCのウェブサイトでは、重症化リスクは年齢が上がるにつれ高まるとされています。
英サウサンプトン大学のマイケル・ヘッド上級研究員は、トランプ氏が「ぜい弱な」グループに入ると指摘し、「70代の人の多くにはさらなる共存症があり、重症化のリスクが高まる」としています。
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