WFPがノーベル平和賞を受賞
10月 09, 2020 22:57 Asia/Tokyo
ノルウェーのノーベル委員会は9日金曜、2020年のノーベル平和賞をWFP・国連世界食糧計画に授与することを明らかにしました。
米・CNNによりますと、ノーベル賞委員会は、「飢餓と闘う取り組み、紛争地域での和平条件の改善への貢献、戦争や紛争の武器として飢餓が利用されるのを抑止する推進力となった功績を称え、WFPに平和賞を授与する」と表明しました。
1961年に創設されたWFPは、現在年間9000万人以上に食糧を供給しています。
ノーベル賞委員会のベリット・ライシュ・アンデシェン委員長は、「コロナ禍が世界の食糧供給に影響を及ぼし、世界で飢餓の犠牲者数を強く押し上げる要因となった」と語りました。
また「コロナウイルスのパンデミック化を前に、WFPはその取り組みを強化する優れた能力を発揮した」、「WFPが自ら述べているように、ワクチンが出来るまでは、食糧が混乱に対する最良のワクチンとなる」ともコメントしています。
ノーベル賞は、1895年11月27日に署名された、ダイナマイトの発明者アルフレッド・ノーベルの遺言に従って創設されました。
なお、今年の授賞式は新型コロナウイルス感染防止のためテレビ中継で行われる予定です。
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