ロシア高官、イランとの国防協力拡大を強調
10月 19, 2020 18:55 Asia/Tokyo
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2019年12月にオマーン海で行われたイラン・ロシア・中国共同軍事演習
ロシアの複数の高官が、対イラン武器禁輸制裁解除後にイラン政府と国防、科学技術、軍事における協力を拡大していくことを強調しました。
イルナー通信によりますと、ロシアのラブロフ外相は、18日付で対イラン武器禁輸制裁が解除され、この日以降は何ら制限が課されないことに触れ、イラン・ロシア両政府の協力拡大について強調しました。
リャブコフ・ロシア外務次官も、対イラン武器禁輸制裁が期限を迎えたことから、「ロシアは米国の制裁を怖れていない。イランとの軍事・科学技術分野での協力を続けていく」と述べ、ロシアはイランとの多面的な協力を拡大するとしました。
ロシア外務省のザハロワ報道官は、同国とイランの関係拡大の必要性を強調し、「ロシア政府はイラン政府を、多くの分野において協力を拡大していく確かなパートナーと考えている」と述べました。
続けて、対イラン武器禁輸制裁解除に言及し、「この制裁が解除されたことで、イランとロシアの人々の利益に向けた二国間協力のあらゆる可能性や機会が、ふさわしい形で注目されることになる」としました。
イラン現地時間の18日日曜未明、イランと6カ国グループによる核合意が成立して丸5年を迎え、安保理決議2231に基づき、対イラン武器禁輸制裁が自動的に解除されました。今後はイランへの武器の輸出入について制限がなくなります。
安保理理事国は、この制裁の延長を主張したアメリカの要請を拒否しました。
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