米ペンシルベニアで人種差別に抗議する30人が逮捕
(last modified Wed, 28 Oct 2020 08:43:43 GMT )
10月 28, 2020 17:43 Asia/Tokyo
  • 反トランプを訴えるプラカード
    反トランプを訴えるプラカード

人種差別と暴力で非難の対象となっている米警察が、ペンシルベニア州で人種主義に抗議する人々30人を逮捕しました。

IRIB通信によりますと、米警察は現地時間の26日月曜、ペンシルベニア州で、同国での黒人への人権侵害や警察の暴力に抗議していた人々を襲撃し、少なくとも30人を逮捕しました。

SNSに公開された動画には、警察が抗議者らに対し、催涙ガスやその他の対暴動用具を使って対応している様子が映し出されています。

ペンシルベニア州フィラデルフィアでは26日、市警察が黒人男性ウォルター・ウォレス(Walter Wallace)さんを射殺するという事件が発生し、州内の大規模な抗議運動へと発展しました。

この出来事は、人種主義抗議運動の新たな波をフィラデルフィアに引き起こしました。

アメリカでは今年5月25日、ミネソタ州ミネアポリスで黒人男性ジョージ・フロイドさんが、白人警官のデレク・ショーヴィン被告により殺害されました。

この事件はアメリカの人々の怒りを掻き立て、それ以降、同国各都市では黒人への人権侵害や米警察の人種主義的行為、加えて抗議者への暴力に対し、デモが行われています。

トランプ大統領は、運動開始の当初から抗議者への強制排除をいとわない姿勢を明確にし、そのため治安部隊と警察は抗議活動を行う人々の弾圧を展開しています。

 

 

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