米国防長官代行が、国外駐留米兵の帰還を主張
11月 15, 2020 16:17 Asia/Tokyo
-
アメリカ国防省のクリストファー・C・ミラー長官代行
アメリカ国防省のクリストファー・C・ミラー長官代行が、国外駐留米兵の帰還というトランプ米大統領の主張を繰り返しました。
米FOXニュースによりますと、ミラー長官代行は14日土曜、代行就任後初めてのメッセージを発表し、「米兵が故郷へ帰り、終わりなき戦争を終結させる時が来た」と述べました。
また、「我々は戦略上のミスを回避しなければならない」としました。
トランプ大統領は9日、アフガニスタン駐留米軍の早期撤退について何度も不満を示していたエスパー国防長官を解任し、ミラー国家テロ対策センター所長をその代行に据えました。
同大統領は、しばらく前にも「アフガニスタンに残る米兵をクリスマスまでに帰還させねばならない」と語っていました。
米ワシントンポスト紙は、エスパー前長官は解任前、ホワイトハウスに宛てた機密書簡の中で、アフガニスタン駐留米軍の撤退に対する躊躇を記していたと伝えています。
トランプ大統領は、就任当初から繰り返し、アフガニスタンとイラクからの米軍の撤退を主張してきました。
アフガニスタン政府関係者は、国内からの米軍撤退を常に求めており、駐留の継続を治安悪化の一因と認識しています。
イラク議会も、駐留米軍撤退決議を採択していますが、米政府はこの件に関して何ら措置を講じていません。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://urmedium.com/c/japaneseradio
https://twitter.com/parstodayj
タグ