WTOの次期事務局長に女性が初選出
2月 16, 2021 17:46 Asia/Tokyo
WTO世界貿易機関の次期事務局長に、史上初めて女性が選出されました。
WTO世界貿易機関は15日月曜、ナイジェリア元財務相のヌゴジ・オコンジョイウェアラ氏を次期事務局長に選出しています。
CNN Businessが、ナイジェリア・ラゴスから報じたところによりますと、WTOトップへの女性及びアフリカ出身者の就任は、いずれも史上初だということです。
オコンジョイウェアラ氏は3月1日に就任し、任期は2025年8月までとされています。
エコノミストでナイジェリアの財務相を務めたオコンジョイウェアラ氏はEUや中国、日本、オーストラリアなどから幅広い支持を集めていました。
オコンジョイウェアラ氏はCNNの取材に対し、「興奮とおびえを同時に感じている。挑戦を楽しみにしている。WTOの再生や再構築には大きな改革が必要だ。そのほかの優先課題は新型コロナウイルスとの闘いに対する世界的な取り組みの拡大」である」とコメントしています。
WTOは164カ国・地域の加盟国間での紛争の解決に取り組んでいましたが、米中間の争いをはじめとする加盟国間の通商上の対立の阻止に苦慮しており、昨年8月に前任者のロベルト・アゼベド氏が退任して以来、事務局長職が空席となっていました。
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