サウジアラビアとアメリカの関係の不透明な将来
(last modified Mon, 02 May 2016 12:54:58 GMT )
May 02, 2016 21:54 Asia/Tokyo
  • サウジアラビアとアメリカの関係の不透明な将来

サウジアラビアとアメリカの冷え切った関係が継続しています。

イランの新聞ホラーサンは、2日月曜付けの記事で、アメリカとサウジアラビアの将来の関係について、「アメリカ同時多発テロ事件へのサウジの関与の発覚と、サウジアラビアとの関係の縮小の必要性を訴える、アメリカ国民からの要求がある中、次期アメリカ大統領が、サウジアラビアに対し、オバマ大統領のような外交政策を取ることはまず無いであろう」と書かれていました。

また、「アメリカはもはやサウジアラビアの原油に依存していない。アメリカ国民もサウード政権が地域の警察の役を演じることには我慢できない」と書かれていました。

この新聞は地域の危機に、アメリカとサウジアラビアが関与していることについて触れ、「アメリカはイエメンでのサウジ軍の介入が長引いていることに懸念を示し、サウジはシリアにおけるアメリカ軍の存在が減少したと認識している。これらの問題は2国間の関係の将来を曖昧にしている」と伝えています。